
学長挨拶
St.Paulos 国際大学学長 池ノ上 直隆
米国宗教法人大学「St.Paulos 国際大学」は21世紀への新しい視点に立って、教育に信仰と愛と慈悲を持って深くその教えを人々と共に研究・普及し、人類の幸福への礎にしたいと願って、1999年に創立された大学です。
社会、特に日本の社会の政治、道徳、教育の荒廃は見かねるものがあります。美しさも秩序も失われたこの国の将来は、経済がいかに繁栄しようとも暗澹たるものがあります。社会の秩序を取り戻し、美しい自然を復活し、人類の進化の道は人々の宗数的な秩序の向上と努力によってのみ可能です。決して経済的なもののみで達成されるわけではありません。心の平安を持たずして、人は幸福になれないでしょう。
本学は、米国で法人登記されているオフキャンパスの大学です。学問は、マルチメディアの発達した今日、どこにでも好きな時にできます。誰もが容易に、本当の学問を目指し、本当の教養を身につけることができるような場でありたい。そのため、本学は、日本人スタッフが中心で教育活動に当たります。
また、すべての存在は霊的な存在であり、精神的な完成の上に物質的な存在が光を持って存在することが可能であるという認識に立ち、私たちはその霊的な存在を深く知り理解することにより、それぞれの学問体系をひもとくことができるのです。その具体的方策として、愛と心と人の問題、常に謎であったスピリチュアリティを学問として体系づけた研究科を設置しました。きっと聖バウロ国際大学は、あなたにとって身近でとても懐かしい、温かい故郷のような大学であるはずです。